アップルの株価下落!バークレイズによる格下げの影響とは

新年最初の市場で4%安とアップル(AAPL)の株価が下落しています。これは、バークレイズ証券による格下げのニュースが、投資家や業界関係者に影響を与えたものと思われます。

バークレイズ証券のティム・ロング氏率いるストラテジストチームは1月2日、アップルの格付けを「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げしたことを発表しました。目標株価も161ドルから160ドルに引き下げられています。新しい目標株価は現在の株価から13%の下落リスクがあることを示しています。格下げの理由として、特にiPhone 15とMacコンピュータの販売低迷が理由に挙げられています。

「業績が低迷する時期が続くことと、複数の事業拡大が相まって、(アップルの成長は)持続可能とは言えない。」とロング氏らはリサーチノートで指摘しています。

バークレイズの分析によると、中国と先進国市場でのiPhone 15の売れ行きが軟調で、新興市場の好調さもそれを補うには至らないとのこと。また、App Storeのようなサービスの成長も今年は鈍化する可能性があると予測されています。2024年にはさらに多くのサービスリスクが顕在化するという見解も示されています。

一方、UBSのデビッド・ヴォクト氏率いるアナリストチームは、iPhoneが11月に市場シェアを失ったと指摘しています。中国では前年同月比約6%、米国では約13%の売上減少が見られたそうです。UBSはアップル株に対して、目標株価を190ドル、格付けを「中立」としています。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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