アマゾン・ドットコム（AMZN）の株価に注目が集まっています。特に、2024年に向けて、大型インターネット株の中で最も上昇余地があるというアナリストの見解が話題となっています。
大型インターネット株のトップピックはアマゾン
パイパー・サンドラーのトーマス・チャンピオン氏は、アマゾンを2024年の大型株トップピックに位置づけています。「小売マージンは大幅に改善し、ストリート（営業利益）は2024年まで保守的な数字になると考えている」と同氏は分析しています。
同氏はまた、アマゾンのクラウドコンピューティングサービス、アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）に対する投資が来年加速すると考えており、最近行われたパイパー・サンドラー社の投資責任者に対する調査でも、2023年上半期と比較して正味の支出意向が増加した唯一のクラウドプロバイダーがAWSであることが示されたことを理由にあげています。
TDカウエンやバーンスタインのアナリストたちも、アマゾン株をベスト・ピックとして位置付けています。チャンピオン氏は最新のリサーチノートで、アマゾンの目標株価を170ドルから185ドルに引き上げており、これはメタ・プラットフォームズ（META）やアルファベット（GOOGL）といった他の大手企業の株価上昇予測と比較しても注目に値します。
中小インターネット株のトップピックはピンタレスト
一方、中小インターネット株の分野では、ピンタレスト（PINS）がチャンピオン氏のトップピックに挙げられています。ピンタレストは2023年を好調に終え、株価も10月末から25%上昇しています。第3四半期の増収率は前年同期比で10％台半ばに達し、アナリスト予想の達成が可能と見られています。また、利益率の改善を推進する能力についても楽観的な見方がされており、その見積もりは保守的に見えるとチャンピオン氏は述べています。
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