サイバーセキュリティ業界のリーダー、クラウドストライク(CRWD)が第3四半期決算を発表。アナリストの予想を上回る大きな成果を示しました。
第3四半期の輝かしい業績
クラウドストライクの売上高は7億8600万ドルに達し、調整後の利益は1株当たり82セントでした。これは、アナリストのコンセンサス予想、7億7700万ドルの売上と1株当たり74セントの利益を大きく上回る数字です。特に注目すべきは、年間経常収益の31億ドルという驚くべき成長です。
通期業績の見通しを再度上方修正
クラウドストライクは、第3四半期の結果を受けて、2024年1月期の通期業績見通しを再び上方修正しました。新たな見通しでは、通期の売上高が約30億5000万ドル、調整後の利益は1株当たり2.95ドル〜2.96ドルとなる見込みです。
第2四半期の時点では、2024年1月期の売上高を30億3000万ドル〜30億4000万ドル、調整後の利益を1株当たり2.80ドル〜2.84ドルと予想していました。
株価動向:過去最高値に迫るも時間外取引で下落
クラウドストライクの株価は火11月28日に52週間の最高値を更新しましたが、決算発表後の時間外取引で一時2%下落しました。しかし、今年に入ってから株価は2倍以上上昇しています。
年間経常収益は前年比35%増
第3四半期の年間経常売上は前年同期比で35%増の31億5000万ドルを記録。このうち、2億2310万ドルは新たな売上です。CFOのバート・ポッドベア氏は、5~7年で年間経常売上100億ドルを目指すと述べています。
サブスクリプション収入の大幅増加
第3四半期のサブスクリプション収入は34%増の7億3350万ドルを達成しました。
第4四半期の予測
クラウドストライクは、第4四半期の売上高を8億3,660万ドル〜8億4,000万ドル、1株当たり利益を81セント〜82セントと予測しています。
クラウドストライクの持続的な成長と業績の強さは、サイバーセキュリティ市場におけるその地位をさらに強固なものとしています。同社のイノベーションへの投資と成長戦略は、今後も注目に値します。
*過去記事はこちら クラウドストライク CRWD