アマゾンが自動車販売市場に進出
米国のeコマース巨人アマゾン(AMZN)は11月16日、自動車販売への参入を発表しました。アマゾンは、同社の強力なeコマース・プラットフォームを利用して、自動車のオンライン販売を来年から開始すると述べています。この動きは、消費者の大きな買い物の選択肢を拡大し、デジタル化の進展を示しています。
ヒュンダイとのパートナーシップ
アマゾンはヒュンダイと提携しており、ヒュンダイがアマゾンのオンライン自動車販売の最初のブランドになると発表しています。このパートナーシップにより、ヒュンダイはアマゾン・ウェブ・サービスをオンライン化推進のためのクラウドコンピューティング・プロバイダーとして指名しています。
顧客の利便性向上
アマゾンのウェブサイトを通じて、顧客は近くのディーラーで購入可能な車を探し、オンラインで支払いや融資のオプションを選ぶことができます。さらに、購入した車は直接配送されるか、地元のディーラーに配送されるオプションが提供されます。
株式市場への影響
オンライン自動車販売市場の他の大手企業であるカーバナ(CVNA)とカーマックス(KMX)は、このニュースにより株価が大きく下落しました。16日の市場でカーバナは6.4%安、カーマックスは6%安となっています。
まとめ
アマゾンの自動車販売市場への進出は、消費者にとって新たな購入チャネルを提供し、自動車産業のデジタル化を加速させる可能性があります。同時に、既存のオンライン自動車販売企業にとっては新たな競争相手となるため、これからの動向が注目されます。
*過去記事はこちら アマゾン AMZN