好決算を発表しながら10月26日の市場で大きく下落しているメタ・プラットフォームズ（META）ですが、アナリストは同社の将来計画について肯定的です。
キーバンク・アナリストのジャスティン・パターソン氏は以下のようにコメント。
採用残に関するコメントは、オペックス（営業費用）加速の可能性について神経質になっている人もいるかもしれないが、我々は、メタ社は今後はるかに遅い速度で人員を増やす計画であるという核心的なメッセージは明確であると見ている。
同氏はメタ株の目標株価を356ドルから380ドルに引き上げ、「オーバーウェイト」の格付けを維持しました。
メタ社は、設備投資額が今年の270億ドル〜290億ドルから、来年は300億ドル〜350億ドルの範囲に上昇すると予測していますが、
設備投資の見通しは懸念されていたよりも良く、メタ社が第4四半期に一連の新しいAIツールを展開する予定であることから、生成AIは短期的な起爆剤となる可能性がある。
とUBSのアナリスト、ロイド・ウォルムスレイ氏は肯定的に評価しています。
同氏はメタ社の目標株価を415ドルから425ドルに引き上げ、「買い」の格付けを維持しています。
メタ社は、イスラエルとハマスの紛争に関連する可能性のある広告需要の短期的な軟化を警告しましたが、グーグルの親会社であるアルファベット（GOOGL）とソーシャル・メディアの同業であるスナップ（SNAP）がともに広告の回復を示唆したことから、アナリストは長期的な広告の見通しについては概ね肯定的です。
サード・ブリッジのアナリスト、スコット・ケスラー氏は以下のように評価しています。
メタのユーザーは健全なペースで増加しており、広告インプレッション（アプリ内で広告が表示される頻度を示す指標）が31％増加したと報告されたことで、同社が収益化に注力していることが浮き彫りになった。
＊過去記事 メタ・プラットフォームズ