Azureが28%の成長を記録!マイクロソフトの2023年Q3決算の詳細

マイクロソフト(MSFT)は10月24日のマーケット終了後、2023年7〜9月期決算を発表しました。ウォール街の予想を大きく上回る業績成果を発表したことで、株価は24日のアフターマーケットで4%高と高騰しています。

予想を上回る9月期決算

  • 売上高: 565億ドルを記録し、前年同期比13%増。ウォール街の予想を20億ドル上回る成果。
  • 利益: 1株当たり2.99ドルで、コンセンサス予想の2.65ドルを大きく超えました。

特筆すべきは、Azureと呼ばれる同社のクラウド事業が、為替変動調整後ベースで28%の成長を遂げたこと。これは会社予想の25%〜26%を上回る数字です。この成果は、クラウド市場での競争が激しい中、マイクロソフトがいかに優れたサービスを提供しているかを示しています。

各部門の好調な成果

  • 生産性・ビジネスプロセス部門:売上186億ドル、前年同期比13%増。Office Commercial製品の売上も15%増加。ガイダンスの範囲である180億ドル〜183億ドルを上回りました。
  • インテリジェントクラウド部門:Azureを中心に、売上243億ドルを記録。前年比19%増。予想の233億ドル〜236億ドルを大きく上回りました。
  • パーソナル・コンピューティング部門:売上137億ドル、3%の増加。

12月期の展望

アナリストは12月期の売上高を587億ドル、1株当たり利益を2.66ドルと予想していますが、この予想にはマイクロソフトが最近買収を完了したアクティビジョン・ブリザードからの貢献はまだ反映されていない可能性が高いと見られます。

マイクロソフトのエイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は、決算発表に行われたアナリストとの電話会議で、同社はインテリジェントクラウドの12月期の売上高が17%〜18%増加し、251億ドル〜254億ドルになると見ており、250億ドルというアナリストのコンセンサス予想を上回ると述べています。

同氏はまた、12月期のAzureの成長率は、為替変動の影響を除いたベースで26%〜27%の増加になるとの見込みを示しました。これは9月期から成長が鈍化することを意味します。

まとめ

マイクロソフトは2023年、堅実な成長を続けており、特にクラウド部門での好調が目立っています。アクティビジョンの買収と合わせて、今後の動向が非常に注目されるところです。

*過去記事 マイクロソフト MSFT

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