パイパー・サンドラーのアナリスト、ブレント・ブラセリン氏は10月15日付けのリサーチ・ノートで、マイクロソフト(MSFT)が年末に向けて保有すべき大型株として最も高い確信を持っていると書いています。
同氏は目標株価を400ドルに設定しており、この価格は10月13日の終値から22%の上昇の余地がることを意味します。
ブラセリン氏は、マイクロソフト365コパイロットの一般リリースを予定していることを、明るい見通しの理由として挙げています。このソフトウェアは、Bing検索エンジンやOfficeソフトウェアスイートなどの製品と連動し、11月1日に企業顧客向けに一般提供される予定です。
これまでのところ、M365 コパイロットの有料プレビュー版へのアクセスは、数にして600までの企業に限られていた。しかし、11月1日の正式なGAリリースですべてが変わる。
と同氏はコメントしています。
コパイロットなどの製品に移行する企業向けのマイクロソフトの情報ページであるadoption.microsoft.comの月間ユニークビジター数は、9月は8月から181%増加したとのことで、同氏はこうしたトラフィックデータに「勇気づけられた」ということです。
マイクロソフト株に強気の評価を下しているアナリストは、ブラセリン氏だけではありません。ファクトセットが調査した53人のアナリストのうち、46人が「買い」、7人が「ホールド」としており、「売り」の評価は一人もいません。
*過去記事 マイクロソフト MSFT