デンマークに本社を置く大手医薬品メーカー、ノボ・ノルディスク(NVO)は、米国におけるオゼンピックとウェゴビーの旺盛な需要を受け、売上高と営業利益の見通しを上方修正し、株価は上昇しました。10月13日の終値は2%高の102.14ドルとなっています。
同社は10月13日、2023年の売上高成長率を32%〜38%という新たな予想を示し、27%〜33%という事前予想から上方修正したと発表しました。また、営業利益成長率も40%〜46%となり、従来予想の31%〜37%から増加する見込みであるとも発表しています。
オゼンピックとその同効薬であるウェゴビーが好調に推移していることが見通しの改善につながったということで、これらの医薬品は、患者が減量補助のために使用するため、需要が急増しています。ファクトセットの調べではアナリストらは、ノボ・ノルディスクの第3四半期のオゼンピックの売上高は33億2000万ドル、ウェゴビーの売上高は10億7000万ドルになると予想しています。
ノボ・ノルディスクは今週初め、オゼンピックが糖尿病患者の腎不全を対象とした試験で大きな成功を収めたと発表。この結果を受け、同社は試験の早期終了を決定しました。
同社の株価は過去1年で97%上昇しています。