エヌビディア(NVDA)は今後もAIチップのラインアップでより急速な技術革新を遂げるとして、BofAグローバルリサーチが高く評価しています。
同社のアナリスト、Vivek Arya氏は10月12日、エヌビディアをトップピックとし、「買い」の格付けとする、これまでの評価を維持することを表明。その理由を以下のようにあげています。
新たなデータセンター・ロードマップの開示は、加速する発売順序で製品の幅が広がっていることを示唆しており、競合他社が追いつくのをより困難にし続けることができると考えている。
エヌビディアは今月、投資家向けの最新のプレゼンテーションを行っており、AIチップの製品サイクルを従来の2年から1年に移行していることを示しています。
その資料のスライドで、エヌビディアは現在のハイエンド製品H100の後継製品を2024年と2025年にリリースする予定であることを明らかにしたそうです。
エヌビディアは現在、AIアプリケーションに使用されるチップの市場を独占しています。スタートアップ企業や企業が同社の製品を好むのは、CUDAという強固なソフトウェア・プログラミング・エコシステムがあるからで、開発者たちはおよそ10年以上にわたって、エヌビディア独自のプラットフォーム上でAI関連のツールやソフトウェア・ライブラリを構築・共有しており、AIアプリケーションの迅速な構築が容易になっています。
こうした背景を踏まえ、Arya氏は以下のように評価しています。
生成AIにはデータセンター規模のコンピュート最適化が必要であり、NVDAの(全体的な)システムアプローチは、ライバルのシリコンのみの狭いアプローチとは対照的である。
*過去記事はこちら エヌビディアNVDA