アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のCEOであるリサ・スー氏のコメントが注目を集めています。9月5日にサンフランシスコで開催されたGoldman Sachs Communacopia and Technology Conferenceのでのセッションで、スー氏はAI半導体市場に対する楽観的な評価を明らかにしました。
AIトレンド加速
「第1、第2、第3の優先事項はAI、AI、AIです。」と言うスー氏の言葉は、AMDが現在急速に進行しているAIのトレンドに力を注いでいることを示しています。同氏は特にこの30日間でデータセンターにおけるAIの取り組みがさらに加速しており、市場は「急上昇」していると指摘しました。
AMD:AI半導体の新たなプレーヤー
AMDはこの分野での重要なプレーヤーとしての位置を強化しています。スー氏は、AMDがチップとソフトウェアの両方にわたる完全なAI技術ポートフォリオを提供する数少ない企業の一つであることを強調しました。さらに、高度なチップパッケージングや高度なメモリーチップを含む生産能力を確保するためのサプライチェーン関係も構築しています。
MI300: 期待の新製品
AMDは市場をさらにリードするために次のステップを踏み出しました。スー氏は、データセンターにおけるAIアクセラレータ市場が2027年までに1500億ドルに達するとの見通しを提示し、AMDの次期AIアクセラレーターMI300が第4四半期にローンチされることを確認しました。
株価の動向
AI技術の進歩はAMDの株価にもポジティブな影響を与えています。AMD株は過去12ヵ月で約37%上昇しています。こうした株価の動きは、AI技術が半導体セクターにとって急成長分野であることを示しています。
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