ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)が8月21日のマーケット終了後に第2四半期決算を発表しました。
ズームの第2四半期実績:アナリスト予想を上回る
予想を上回る業績をあげたことで決算発表後のアフターマーケットで株価は3.8%上昇しています。
- 調整後1株当たり利益は1.34ドルと、ウォール街のアナリストのコンセンサス予想1.06ドルを大きく超えました。
- 売上高は11億4000万ドルを記録し、予想の11億1000万ドルを上回る結果となりました。
2024年度の見通しも明るい
さらに、ズームは今四半期の売上高を11億1500万ドル〜11億2000万ドルと予想。アナリストのコンセンサス予想の11億3000万ドルを上回りました。そして、2024年度の通期売上高予想は44億8,500万ドル〜44億9,500万ドルとなっており、44億8,000万ドルのコンセンサス予想をこちらも上回る内容となっています。
新しいAI機能による価値提供
ズームのCEO、エリック・ユアン氏は、Zoom IQ Meeting SummaryやTeam Chat Composeなどの新しいAI機能の導入を発表。これにより、顧客への価値提供や生産性の向上を図ると述べました。
顧客数の増加と低い解約率
さらに、第2四半期末時点での企業顧客数は前年同期比6.9%増の21万8100社、10万ドル以上の売上を計上した顧客数は前年同期比17.8%増の3672社となりました。オンラインの月次解約率も3.2%と前年よりも0.4ポイント低下しています。