デジタル広告購入プラットフォームのトレードデスク(TTD)が8月9日のマーケット終了後に第2四半期決算を発表しました。四半期の業績と今後の見通しで予想を上回りましたが、発表後の時間外取引で株価は下落しています。
主要な決算ハイライト:
- 第2四半期の純利益:3300万ドル(前年同期比で純損失から増益)
- 1株当たりの利益:7セント(前年同期は4セントの純損失)
- 調整後の1株当たり利益:28セント(ファクトセット調べのアナリスト予想は26セント)
- 売上高:4億6,400万ドル(前年の3億7,700万ドルから大幅増加)
ジェフ・グリーン最高経営責任者(CEO)はリリースの中で以下のように述べています。第2四半期は「トレードデスクにとって、またしても傑出した執行とシェア拡大が実現した四半期となりました。コネクテッドTV、小売、アイデンティティなどの分野での進歩により、私たちは世界最大のブランドがこれまで以上に正確かつ透明性をもってオープンなインターネット上でメディアを購入する手助けをしています。」
こうした業績にもかかわらず決算発表後の時間外取引では4%あまり下落しています。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マシュー・スワンソン氏は顧客向けメモの中で、「当四半期の業績はガイダンスをしっかりと上回ったものの、株価の最近の勢いを考えると、バイサイドの期待には届かなかった」と述べています。
第3四半期について、トレードデスクは少なくとも4億8500万ドルの売上を見込んでいるとしました。アナリストは4億8100万ドルと予想していました。また、調整後の利払い・税引き・減価償却前利益は、アナリストが1億8300万ドルを予想していたのに対し、同社は1億8500万ドルを見込んでいます。
*過去記事はこちら トレードデスク TTD