米国スポーツベッティング界の主要プレイヤーであるドラフトキングス( DKNG)が好決算を発表し、8月4日の市場で株価が急騰しました。
ドラフトキングスの第2四半期の売上は、予想の7億6500万ドルを大きく上回る8億7500万ドルとなり、前年比88%の増加を達成しました。また、調整後の一株利益も14セントを記録し、市場予想の12セントの損失を大きく上回る結果となりました。
この好調な結果の秘訣は、何と言っても米国のスポーツ・ベッティング・ブームの恩恵を受けていることです。ドラフトキングスはこの流れを見事に活用し、急速な成長を遂げています。
ドラフトキングスは、スポーツベッティングを長く許可している州から得た立ち上げ資金を使って、新たな市場への進出を図っています。CFOのジェイソン・パーク氏は、同社のユニット経済性が「傑出している」と述べ、この市場展開が成功の鍵となっています。
新たにスポーツベッティングが認可されたケンタッキー、ノースカロライナ、プエルトリコ、バーモント(これらの地域は米国人口の6%を占める)で、同社はこれからさらなる展開を予定しています。この展開により、より多くのユーザーがスポーツベッティングを楽しむことができ、会社の成長に繋がることが期待されています。
好調な業績を受けて、ドラフトキングスは通年の売上高ガイダンスを34億6,000万ドル〜35億4,000万ドル(54%〜58%の成長)に引き上げました。また、従来のEbitdaの損失が以前の予想である2億9,000万ドル〜3億4,000万ドルから、1億9,000万ドル〜2億2,000万ドルへと縮小すると見込んでいます。
スポーツベッティング業界は、今年特に活況を呈しています。その中でも、ドラフトキングスは目覚ましい成績を収め、8月3日の終値時点で株価は年初から163%も上昇しています。