ベンチマークのアナリスト、コディ・アクリー氏は8月3日、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に対する「買い」の格付けを再確認し、目標株価を108ドルから145ドルに引き上げました。これはAMDがハイテク・セクターにおけるAIの広範な採用から大きな利益を得る可能性があると見ているからです。
AMDの株価は3日の取引で5%あまり上昇し114.8ドルに上昇しました。AMDは1日に6月期決算を発表し、予想をやや上回りましたが、来期の売上見通しはガイダンス・レンジの中間値でアナリストのコンセンサス予想をやや下回りました。
しかし、AMDがAI市場にサービスを提供するための新たな動きについて前向きなコメントがあったため、アクリー氏はこれを気にかけませんでした。AMDのCEO、リサ・スー氏は、データセンターにおけるAIアクセラレータの市場が2027年までに1500億ドル以上に達すると予想しています。
AMDはまた、次期AIアクセラレータ「MI300」を第4四半期中に発売する計画を明らかにしています。これにより、AMDのインスティンクト・アクセラレーターという、AIアプリケーションに多く使用されるデータセンター向けチップの新しいバージョンが市場に投入される予定です。
今後のAMDの成功は、人工知能の急速な発展とAI市場の拡大によるものと見られています。これは、新たな機会を生む市場の動向として注目されています。
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