ウルフ・リサーチのアナリスト、アレックス・ズーキン氏は、データドッグ(DDOG)のモニタリングツールがユーザーベースにとってますます必要不可欠になることを理由に、同社株の格付けを「アウトパフォーム」に格上げしました。データドッグの魅力はその強固なサービスで、エンジニアは同社なしでは生きていけないと同氏は考えており、目標株価を140ドルに設定しています。
以前、同氏はデータドッグの成長減速を懸念していましたが、現在ではより明るい展望に直面すると予想しています。データドッグが生成AIへの関心の波から恩恵を受ける可能性があり、その結果、「最も急成長しているソフトウェア企業」になる可能性があると述べています。
一方、バーンスタインのアナリスト、ピーター・ウィード氏は、先週、アマゾン(AMZN)のAWSクラウドコンピューティングサービスのウェブ指標が過去にデータドッグの動向についていくつかの手がかりを提供してきたと書き、第2四半期中のエンゲージメントの底を示す可能性があると指摘しました。
「おそらく、(他のマクロ的な影響がないと仮定すれば)底が見えてきており、エンゲージメントに緩やかなポジティブな勢いが見られる初期の兆候かもしれない」と同氏は述べています。
また、「AWSの売上は歴史的にウェブ指標より約1四半期遅れており、これにより我々はさらに未来、つまりQ3に向けて反発が始まるかどうかを見ることができる」ともコメントしています。
以上の予測により、ウィード氏はデータドッグの格付けを「アウトパフォーム」とし、目標株価を127ドルとしています。
これらの評価を受けデータドッグの株価は7月25日の市場で4.76%高の116.8ドルと大きく上昇しています(米国東部夏時間2:19PM現在)。
*過去記事はこちら データドッグ DDOG