アップル、AIチャットボットの開発へ – “アップルGPT”という新時代の始まり?

マイクロソフト(MSFT)とアルファベット(GOOG/GOOG)が、新たな競争相手を迎えるかもしれません。アップル(AAP)が、AIチャットボットの開発に乗り出しているとブルームバーグが7月19日に報じました。

アップルとAI:新たなフロンティアへの挑戦

ブルームバーグ・ニュースの報道によると、アップルは自社のエンジニアによって開発された大規模な言語モデルを使った、独自のチャットボットサービスを構築しています。同社のこのプロジェクトは、一部のエンジニアによって「アップルGPT」と呼ばれ、OpenAIが立ち上げたチャットボットChatGPTをもじった名称が使われているそうです。

アップルがチャットボットの開発に参入するという動きは、同社がAI分野において新たなステップを踏み出す象徴的な瞬間と言えます。アップルのAI関連の取り組みは社内で「主要な取り組み」となっていて、この新しいプロジェクトには複数のチームが共同で取り組んでいるとブルームバーグの記事は述べています。

AIの革新的な役割:アップルの戦略とビジョン

AIは今やテクノロジー業界のフロンティアとなっており、特にチャットボットの領域では、その可能性が次々と開花しています。iPhoneとMacのメーカーであるアップルは、この動きに取り組んでいる他の企業ほど声高に発表することはありませんが、それでもAIの活用は同社のビジネス全体で進んでいます。

音声アシスタントのSiriや顔認識技術といったアップルの人気機能はすべて、AIと自然言語処理の進歩によって支えられています。しかし、マイクロソフトやグーグルの親会社であるアルファベットがAIへの投資を積極的に推進しているのに対し、アップルのアプローチは比較的控えめと言えます。

アップルとAI:未来への視点

最近のアップルの決算説明会では、「AI」という言葉はわずか4回しか出てきませんでした。それに対し、アルファベットの決算説明会では65回、マイクロソフトでは53回も言及されています。しかし、これはアップルがAIの重要性を理解していないわけではなく、むしろ静かに自身の道を進んでいる証拠かもしれません。

「アップルGPT」の開発は、アップルがAIチャットボットの新たな時代を開始しようとしていることを示しています。このような動きは、同社がAIと人工知能の力を最大限に引き出し、よりパーソナライズされた体験をユーザーに提供するための一歩と言えます。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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