2023年7月17日、クラウド・モニタリング企業のデータドッグ(DDOG)の株価が4%近く急上昇し、投資家の間で注目を集めています。この動きの背景には、オッペンハイマーのアナリスト、イッタイ・キドロン氏が示した新たな目標株価の引き上げと、同社が示す成績向上への期待があります。
目標株価引き上げの理由
イッタイ・キドロン氏は、データドッグの目標株価を105ドルから120ドルに引き上げ、それによりデータドッグの株価は17日の午前中に4%近く上昇しました。キドロン氏は、「我々はデータドッグに好意的であり、控えめに設定した目標値を大きく上回ると考えている」とコメントしています。
これは、データドッグが引き続き新規ロゴを順調に伸ばし、既存顧客のアップセルに成功していることを反映したもので、アナリストたちはデータドッグのパフォーマンスと市場でのポジショニングを高く評価しています。
クラウドとアプリケーション・セキュリティへの進出
さらに、データドッグがクラウドとアプリケーション・セキュリティ領域への進出を進めていることも、キドロン氏や他のアナリストからの評価を引き上げる一因となっています。これは、業界全体の動向として、企業がデジタル化を進める中でクラウドセキュリティが重要な課題となっていることを反映しています。
これらの動きは、データドッグが市場の変化に柔軟に対応し、新たなビジネス機会を見つける能力を持っていることを示しており、アナリストはそのポテンシャルを見て高い評価を与えています。
*過去記事はこちら データドッグ DDOG