AI投資は現代のトレンドで、全世界の投資家たちは「次のエヌビディア」を求めています。しかし、トゥルイストのアナリスト、ウィリアム・スタイン氏によると、AIブームに乗るのはやはりエヌビディアが一番だというのが現実です。
エヌビディア(NVDA)の株価の成績は圧倒的で、今年だけで株価は178%上昇し、時価総額が一時1兆ドルに達するという快挙を達成しました。これは、半導体メーカーとしては初のことです。また、5月24日に発表された売上高見通しは、予想を大幅に上回る110億ドル。その予想を裏付けるように、エヌビディアの製品は多種多様で、その中でも最新のグラフィック処理ユニットH100は、販売価格が30,602.99ドルと高額ながらも供給が追いつかないほどの人気を誇っています。
シースリー・エーアイ(AI)やパランティア・テクノロジーズ(PLTR)といった他のAI関連銘柄も人気を博していますが、スタイン氏はエヌビディアを「AIテーマへのより良い投資方法」と評しています。しかし、その他の銘柄にも目を向ける価値はあります。
例えば、モノリシック・パワー・システムズ(MPWR)はエヌビディアのGPUに電源管理装置を提供する企業で、今年は38%の上昇を見せています。しかし、スタイン氏はその成果が過大評価されていると指摘し、「NVDAはMPWRの売上の3%しか牽引していない」と分析しています。
AIブームはまだまだ続きそうですが、エヌビディアはその中心的存在として君臨し続けると見られます。未来はエヌビディアにとって、すでに現在のものとなっています。次のエヌビディアを探すよりも、エヌビディア自体が今もなお進化し続けていることを理解することが重要かもしれません。
*過去記事はこちら エヌビディアNVDA