スノーフレーク:通期見通しの下方修正で急落

クラウドベースのデータウェアハウス・ソフトウェア・プロバイダのスノーフレーク(SNOW)が5月24日のマーケット終了後に第1四半期決算を発表しました。業績は予想を上回りましたが、通期の見通しを下方修正した結果、5月25日の市場では17%近く下落しています。

見直された年間の見通しでは、製品の売上が26億ドル(34%の増加)になると予想されています。これは同社の以前の予想である27億500万ドル(40%の増加)から下方修正されたものです。

スノーフレークのCEOフランク・スロートマン氏は、「不安定な需要環境の中で事業を展開している」と説明し、この傾向が「全ての消費パターンに反映されている」と述べました。「企業はスノーフレークに対して熱意を持っているが、自己の不確実性に対応するためにコストに集中している」と同氏は付け加えています。

同社のCFOフランク・スカルペリ氏は、注文状況について、「北米の大企業向けセグメントを除いて、世界的に逆風が吹いている」とし、この状況は「競争圧力ではなく、顧客が大規模な長期契約を躊躇しているからだ」と述べました。

第1四半期の純損益は、前年同期の1億6600万ドル(1株当り53セント)の損失から、2億2600万ドル(1株当り70セント)の損失に増加しました。調整後の1株当り利益は、前年同期の8セントから15セントに増加しました。ファクトセットの調べでは、アナリストは5セントの利益を予想していました。

売上高は4億2200万ドルから6億2400万ドルに増加し、これはアナリストの予想売上高6億900万ドルを下回るものでした。製品売上は5億9,000万ドルで、これはアナリストが予想した5億7,200万ドルを上回っています。

広範な消費に関する問題にも関わらず、スルートマンCEOは、現在のAIのトレンドの中で、同社が成長していると指摘しました。「機械学習、データサイエンス、AIは、われわれが向上させ、持続的なパフォーマンスと効率の改善を可能にするワークロードだ」と、同氏は電話会議で述べました。

第2四半期について、スノーフレークの経営陣は製品売上を6億2000万ドル〜6億2500万ドルと予想していますが、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想は6億4700万ドルとなっていました。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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