アップルの好業績が続く?今週の決算発表が注目される理由

アップル(AAPL)は、5月4日に第2四半期決算の発表を予定していますが、ウェドブッシュ証券のダニエル・アイブス氏は堅調なiPhone需要により好業績が期待できると見ています。

同氏は、中国の需要がアップルのiPhone売上を押し上げるため、第2四半期の数字は、少なくとも予想と一致するはずだとしています。ファクトセットが調べたアナリストのコンセンサス予想では、アップルは3月期に929.1億ドルの売上を計上し、そのうち480億ドルがiPhoneの売上からもたらされるとされています。

アイブス氏は、iPhoneの販売台数は、平均販売価格(ASP)の上昇やiPhone Pro 14の全体的なアップグレードの動きにより、マクロ経済の不安定さにも関わらず上昇すると予想しています。同氏は、アップル株のアウトパフォームの格付けと目標株価205ドルを再表明しています。

先週はマイクロソフト(MSFT)とアルファベット(GOOGL)の業績が好調で、ハイテク投資家を喜ばせましたが、アマゾン(AMZN)が慎重な個人消費とクラウドコンピューティングの成長鈍化を警告し、雰囲気が暗くなりました。今週はアップルの決算発表が注目されていますが、世界的な個人消費に対するセンチメントがカギを握ると見られます。

アイブス氏は、iPhoneの平均販売価格が900ドルから925ドルに向かって上昇し、アップルは中国でシェアを伸ばしながら、米国とヨーロッパでは堅調に推移していると試算していますが、今年後半にiPhone 15が発売される可能性があるため、アップルが6月期の見通しを慎重なものにすると予想しています。

「9月に予定されているiPhone 15の発表というメインイベントへのドラムロールがすべてであるため、比較的保守的な6月のガイダンスが予想される」と同氏は述べています。

6月期のガイダンスが厳しいものになる可能性を指摘しているアナリストは、アイブス氏だけではありません。バンク・オブ・アメリカのアナリストは、アップルの第3四半期の売上が前年同期比で1%減少し、ウォール街のコンセンサス予想844億ドルに対して817億ドルになると予想しています。

にもかかわらず、バンク・オブ・アメリカは、中立の格付けを維持したまま、アップルの目標株価を168ドルから173ドルに引き上げました。この変更は、アップルの株式に対する高い市場倍率を反映したものだと述べています。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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