アマゾンの決算発表後の株価変動:買いのチャンスか?

アマゾン(AMZN)の決算発表直後の4月27日の時間外取引で市場評価額が上昇したものの、アマゾンウェブサービス(AWS)事業の売上が伸び悩んでいるとの言及があり、その後その上昇分がすべて帳消しになりました。しかし、一部のアナリストは、これを買いのチャンスだと考えています。

ベンチマーク・リサーチのアナリスト、Daniel Kurnos氏によると、アマゾンが素晴らしい第1四半期を発表し、報告後に10%以上上昇したのは、この株を買いたいという需要が溜まっていることを示しているとのことです。

Kurnos氏は、アマゾン幹部がAWSの成長鈍化について言及したことで、これは、今週クラウドコンピューティング部門の好調を示したマイクロソフト(MSFT)やアルファベット(GOOGL)といったライバルに市場シェアを奪われることを意味するとして投資家が過剰反応したと同氏は考えています。

「アマゾンは次の贖罪の機会を得るために、さらに3ヶ月待たなければならないようだ」とKurnos氏は書いていますが、同株式の「買い」の格付けと130ドルの目標株価を維持しています。

Kurnos氏は特に、4月のAWSの売上の伸び率が第1四半期と比較して約5%ポイント低下したことは劇的と思われるが、トレンドを確実に引き出すには第2四半期では早すぎるかもしれないと指摘しています。

この点については、ロイド・ウォームズリー率いるUBSのアナリストも取り上げており、AWSの成長減速はおそらく第1四半期中にすでに進行しており、したがって4月の落ち込みは必ずしも特定の触媒を示すものではないと主張しています。

同氏らは、アマゾン株の「買い」の格付けと目標価格125ドルを維持しており、広告収入が予想外に大きく伸びたことや、マージンが予想を上回ったこたことをポジティブな理由として挙げています。しかし、短期的には、クラウド支出に関する悪いセンチメントにより、株価が苦戦することを予想しています。

UBSのアナリストは、「小売業が予想以上に持ちこたえ、第2四半期のガイドが予想以上に良かったとはいえ、AWSへの懸念が続くと、拡大の余地が制限されると思われる」と述べています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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