【ネットフリックス決算プレビュー】価格変更と広告プラン成功の行方

ネットフリックス(NFLX)は4月18日に第1四半期決算を発表の予定です。投資家は、パスワード共有規制、世界的な価格引き下げ、広告表示の新しい低価格プランの成功について同社が明らかにすることを期待しています。

昨年11月、ネットフリックスはアメリカで広告表示を含む低価格プランを導入しました。これにより、加入者は低価格で人気番組を視聴できるようになりました。これは、新規加入者獲得やインフレに悩む既存加入者の維持を狙った取り組みです。

同社はまた、今年2月、収益向上のため、各国でパスワード共有を規制する新ルールを導入しました。同社は、1億世帯以上がアカウントを共有していることが番組制作能力に影響を与えていると述べています。また、同月には同社が100以上の地域で月額利用料金を引き下げたとも報じられました。

シティのアナリスト、ジェイソン・バジネット氏は、このような対策を打った結果、決算は混乱して見えるかもしれないが、投資家は過剰反応せず注意深く見守るべきだと述べました。同氏は、同社の目標株価を400ドルに据え置いたまま買いを推奨しています。

バジネット氏は、「広告表示プラン導入による利益増加や価格引き上げによるキャッシュフロー増加のチャンスを考慮してネットフリックスに対して強気だ」と述べています。

ネットフリックスは今年、一部地域で価格引き下げを行いましたが、経営陣は前回の決算説明会で、いくつかの国で価格引き上げを検討していることを明らかにしました。

ジェフリーズのアナリスト、Andrew Uerkwitz氏も決算に前向きな姿勢を示しています。同氏は先週のメモで、「2023年第2四半期には多くのノイズが発生するだろう」と予想しています。

「パスワード取り締まりによる解約について非常に保守的なモデルを作成して見ている」という同氏ですが、「解約の大半は衝動的で、影響が限定的であるため、それらの会員は2023年内にサービスに戻ると考えられる。そのため、保守的な2023年第2四半期のガイダンスによって起こるであろう株価の下落時に購入することをお勧めする」と述べています。

同氏は格付けを「買い」、目標株価を415ドルに設定しており、4月12日の終値331.03ドルから25%の上昇の余地があると見ています。

*過去記事はこちら ネットフリックス NFLX

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