エヌビディア AI関連株として評価され目標株価の引き上げ相次ぐ

決算発表のあと一夜が明けたエヌビディア(NVDA)ですが、同社の第4四半期決算が予想を上回り、今期の売上見通しが強気であることから、少なくとも17人のアナリストが株価の目標値を引き上げました。好調な見通しは、同社のAIコンピューティングチップへの取り組みが功を奏していることを示唆しているものと評価されています。

リック・シェーファー氏率いるオッペンハイマーのアナリストは、同株式の目標株価を250ドルから275ドルに引き上げ、アウトパフォームの格付けを維持しました。

「経営陣はエヌビディアAIクラウドサービスを発表したが、これは変革的なものになると期待している」とし、同社のAI主導の構造的成長テーゼはそのままであると評価しています。

また、2023年度第4四半期決算を受けて、2024年の1株当たり利益予想を3.94ドルから4.38ドルに引き上げています。

パイパーサンドラーのアナリストも目標株価を225ドルから275ドルに引き上げ、エヌビディアはゲーム分野で底打ちのプロセスを経たようだと述べています。また、AIが新たな成長を促すだろうとも指摘し「我々の見解では、エヌビディアは今日、生成モデルのトレーニングと推論をプレイする唯一の正当な方法であり、経営陣は、この機会を収益化しようとするいくつかの方法を提示した」と述べています。

シティのアナリストは「買い」の格付けを維持し、生成型AI関連で主力となる銘柄と見ていると評価。目標株価を210ドルから245ドルに引き上げています。

ニーダムのアナリストも23日付けの顧客向けメモで、目標株価を230ドルから270ドルに引き上げました。AIサービスに関する発表が「企業や中小企業がエヌビディアのAI製品および機能を利用する能力を加速させる」と述べています。

エヌビディアの株価は23日の市場開始直後から高騰。この記事を書いている時点(米国東部時間10:31AM)で14.26%高の237.15ドルで取引されています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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