ハイテク・リバウンドに備えるためにおおすめのETF5つ

2022年に大きく下落したハイテク株ですが、2023年には大きくリバウンドすることが期待されています。しかし、個別株の選定にはリスクが付きもの。なるべくリスクを避けてハイテク株への投資を行いたいという向きにはハイテクセクター全体またはその一部に焦点を当てたETFへの投資がおすすめです。

バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)

バンガードは低コストのインデックスファンドでよく知られていますが、このETFもその範疇に入り、経費率は0.10%と非常に低くなっています。つまり、1万ドルの投資に対して、年間のファンド費用はわずか10ドルです。

VGTは、米国のあらゆる規模のハイテク企業で構成される幅広いインデックスに連動し、時価総額加重型のETFとして、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、エヌビディア(NVDA)などの企業が上位に含まれています。このETFは、一度投資すればあとは何もする必要がないという方法を求める投資家にとっては、情報技術セクター全体に投資するための優れた選択肢となっています。

テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ETF(XLK)

このETFは、バンガードのファンドに非常に近いものです。同じような資産規模で、同じ0.10%の経費率、そして非常に似たインデックスに連動しています。実際、このファンドの上位保有銘柄は、バンガードのものと同じです。

VGTとXLKは、情報技術分野への幅広いエクスポージャーを得るための極めて類似した2つのETFであり、どちらがより優れていると判断することは困難です。ハイテク株だけに投資したい投資家も、このETFを選べば間違いはないと言われています。

ヴァンエック・セミコンダクターETF(SMH)

このETFは、半導体メーカーの指数に連動するETFです。エヌビディアを筆頭に、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSM)、ブロードコム(AVGO)、テキサス・インスツルメンツ(TXN)、アプライド・ マテリアルズ(AMAT)など、多くの銘柄が上位に名を連ねています。

専門的なETFということもあって、経費率は0.35%とやや高めです。

インベスコ QQQ 信託シリーズ 1 ETF(QQQ)

ナスダックに連動する上場投資信託の中で圧倒的に大きな規模を誇るETFです。

QQQの経費率は 0.20% と比較的低く、ナスダック 100 インデックス(ナスダック市場に上場する大型株の指数)に連動します。QQQ は純粋なハイテクETFではなく、非常にハイテクに偏ったETFです。

QQQの資産の約48%はハイテクセクター、15%は通信関連株に投資されています。上位には、アップル、マイクロソフト、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL/GOOG)、テスラ(TSLA)などが含まれています。

QQQはテクノロジーセクターだけに依存したくない投資家向けのハイテクETFと言えるかもしれません。

アーク・イノベーションETF(ARKK)

上記4つのETFはいずれも株価指数に連動するように設計されているパッシブファンドです。それに対して、ARKKは、著名な投資家であるキャッシー・ウッド氏とそのチームによってアクティブに運用されており、革新的で急速に成長しているハイテク企業に資本参加するように設計されています。

同ファンドの現在の5大保有銘柄は、ズーム(ZM)、テスラ、ロク(ROKU)、イグザクト・サイエンシズ(EXAS)、ブロック(SQ)です。

その時々に最も魅力的と思われる投資機会にファンドの資産を投資することでARKKはハイテクセクター全体のパフォーマンスに打ち勝つことを目指しています。

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