スノーフレーク(SNOW)が11月30日のマーケット終了後に第3四半期決算を発表しました。
第3四半期の売上は5億5,703万ドルで、アナリスト予想の5億3,900万ドルを上回りました。非GAAPベースの純利益は1株12セントで、これも1株5セントの予想を上回っています。製品売上高は5億2300万ドルで、アナリスト予想の5億700万ドルをこちらも上回りました。
問題視されたのは第4四半期のガイダンスで、同社は、第4四半期の製品売上高を5億3500万ドル〜5億4000万ドルと予想しており、アナリストのコンセンサス予想5億5300万ドルを大幅に下回りました。
この発表を受け30日のアフターマーケットで株価は一時13%下落しました。しかし、その後の決算説明会の内容が伝わると株価は下げ幅を縮め、30日の終値に対し5%安となっています。
最高財務責任者のMichael Scarpelli氏は決算説明会で、過去6週間に中小企業を含む一部のセグメントで消費パターンが弱まったものの、「当社の最大かつ最も戦略的な顧客が引き続き成長すると確信している」と述べたそうです。
そして、同氏は「ホリデーシーズンが近づいており、顧客がどのように動くか不透明なため、より保守的なアプローチをとることが責任であると考えている」と保守的なガイダンスを示したことを明らかにし、「有意義なフリー・キャッシュ・フローを創出することに尽力する」と述べたと伝えられています。
さらに、Scarpelli氏は、現在の消費動向に基づいて、2024年度中に製品売上高が約47%成長すると予想しており、アナリストの予想にわずかに及ばないことを明らかにしています。アナリストの平均予想は、2023年度の製品売上高が19億2000万ドル、2024年度の製品売上高が29億1000万ドルで、約51%の成長となっています。
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