ドイツ銀行のアナリスト、ブライアン・キーン氏は11月29日、アップル(AAPL)のアップルペイが非常に急速なペースで市場シェアを奪っている数字を示しました。
11月までにアップルペイの利用は全世界で前年比52%増、米国では前年比59%増になっているそうで、その一方で業界の雄であるペイパル(PYPL)は全世界で8%減、米国では4%減となっているとのことです。
「ペイパルは今後数年間、アップルペイとの厳しい競争に直面するだろう」とキーン氏は予想しています。
このようにアップルペイの成長率の伸びはめざましいものがありますが、それでもペイパルが依然として支配的な立場にあることに変わりはありません。全世界の電子商取引購入のシェアで見ると、アップルペイが5%であるのに対し、ペイパルは16%。米国におけるシェアでは、アップルペイが6%であるのに対し、ペイパルは15%となっています。
競争は激化しており、ペイパルの市場支配は長くは続かないという予測も出ています。ResearchAndMarkets.comは今月発表したレポートで、2026年までにアップルペイが北米で最も支配的なプレーヤーになると予測しています。
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