アップル(AAPL)は11月6日の日曜日、中国におけるコロナ関連の製造停止が、同社のiPhone 14 ProとPro Maxモデルの出荷を遅らせていると警告しました。
「コロナの制限により、中国の鄭州にある主要なiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの組み立て施設に一時的に影響が出ています。この施設は現在、生産能力を大幅に減らして操業しています。コロナによるパンデミックの間ずっと行ってきたように、私たちはサプライチェーンの労働者の健康と安全を優先しています」とアップルは声明で述べています。
またアップルは、「iPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxモデルに対する強い需要が引き続き見られますが、現在、この2つのモデルの出荷台数が以前の予想よりも減少すると予想しています」とも述べ、「顧客は新製品を受け取るために長い待ち時間を経験することになります」と付け加えています。
ウェドブッシュ証券の著名アナリスト、ダン・アイブス氏は経済誌バロンズのインタビューに答え、このニュースは(中国の鄭州で組み立てを行っている)鴻海精密工業やアップルが中国の新型コロナウイルス対策によってその生産に影響を受ける暗い兆候であり、今週のハイテク市場における不安の種になる旨を語っています。同氏によれば、今回の問題は今四半期のiPhone売上のおよそ5%に影響を与える可能性があると考えられるそうです。
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