インターネットインフラ企業であるクラウドフレア(NET)の株価が10月17日、13.17%高の51.72ドルと大きく上昇しました。
市場全体が大きく上昇したこともありますが、ウェルズ・ファーゴのアナリスト、アンドリュー・ノビンスキー氏がこの日、格付けを「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を62ドルから 65ドルに引き上げたことが高騰の理由となっています。
株価は今年に入ってから先週末の10月14日までに60%も下落し「より良いエントリーポイントを作り出した」と同氏はリサーチノートに書いています。
同氏は、クラウドフレアが、企業顧客の間でベンダーとの関係を統合することに焦点を当て、同社がチャネル・パートナーとの関係への投資から利益を得ていることから、利益を得るだろうと考えています。今年末にはフリーキャッシュフローがプラスに転じると、同氏は予想しています。
同社は平均より高い成長率をあげているにもかかわらず、現在の株価は2024年暦年の予想売上の8.7倍と、同業他社とほぼ同レベルで取引されていると、同氏は指摘しています。
クラウドフレアは過去8四半期、いずれもトップラインの成長率が50%を超えており、第3四半期もこの数字を超えるだろうと、ノビンスキー氏は予想しています。
クラウドフレアの第3四半期決算は11月3日に発表される予定です。同社は、同四半期の売上高を2億5000万ドル〜2億5100万ドル、非GAAPベースの利益を1株当たり収支均衡〜1ペニーと予想しています。