不況下でもおすすめできる株として、シュティフェルのアナリスト、ドリュー・クラム氏がビデオゲーム会社3社の購入を推奨しています。
インタラクティブ・エンターテインメントは経済が悪化しても回復力があると同氏はみており、投資家にとって魅力的だとしています。「魅力的なコンテンツを開発・発売している企業は、それぞれのプレイヤーコミュニティと関わりがあり、収益化できる可能性が高い」と9月21日に発表したレポートの中で同氏は述べています。
同氏が推奨しているのは、テイク・ツー・インタラクティブ・ソフトウエア(TTWO)、アクティビジョン・ブリザード(ATVI)、エレクトロニック・アーツ(EA)の3社。格付けを「買い」とし、目標株価はテイク・ツーが163ドル、アクティビジョンが95ドル、EAが153ドルとしています。
9月22日の終値はテイク・ツーが114.74ドル、アクティビジョンが77.03ドル、EAが117.42ドルとなっており、テイク・ツーが42%、アクティビジョンが23%、EAが30%の上昇余地があることになります。
クラム氏は、米国の大手ゲームパブリッシャーは、ゲームのパイプラインの強さに基づき、2桁の力強い収益成長を実現できるはずだと述べています。
テイク・ツーについては、同社が2025年度までに発売を予定している20数本の大作ゲームを開発中であることを指摘。
EAについては、年間売上の半分以上を、長年続くジャンルであるため、より一貫性を保てる可能性があるスポーツタイトルで稼いでいると評価しています。
アクティビジョンについては、1月にマイクロソフトが現金690億ドル(1株95ドル)で買収することが決まり、現在規制当局の審査中ですが、クラム氏は合併が実現すると楽観視しています。