先週販売が開始されたiPhone 14ですが、消費者の間では上位モデルの方が人気があるようです。
キーバンク・キャピタル・マーケッツのアナリスト、John Vinh氏とBofA証券のアナリスト、Wamsi Mohan氏によると、消費者は標準のiPhone 14とiPhone 14 Plusよりも、iPhone 14 ProとPro Maxモデルを購入することに熱心だということです。
Vinh氏が9月19日に発表したリサーチノートによると、同氏が調査した店舗の大半でiPhone 14 ProとPro Maxモデルが完売していたそうで、これはキャリアに関係なく、3つの米国の携帯電話会社のいずれでも同じ現象が起こっているそうです。
それと対照的なのが、iPhone 14の売れ行きで、調査した全ての店舗でiPhone 14の在庫は十分にあるとのこと。10月7日に発売される14 Plusに対する顧客の関心も比較的薄いそうです。
BofAのMohan氏は、iPhone 14と14 Plusに使われているチップセットがA15 Bionicで、昨年発売されたiPhone 13と同じ物が使われていることを人気がない理由にあげています。これに対して、iPhone 14 ProとPro Maxには新しいチップセットのA16 Bionicが搭載されており、顧客の人気となっているようです。
Vinh氏は、iPhone 14 ProとPro Maxに対する強い需要が、iPhone 14の下位モデルに対する弱い需要を相殺するような形になっていると見ています。
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