クラウド・ウェアハウス・プロバイダーのスノーフレーク(SNOW)の株価が8月16日の市場の昼過ぎ、5%近くダウンの162ドル付近で取引されています。
UBSのアナリスト、Karl Keirstead氏は8月16日、スノーフレークの評価が高過ぎるとして「買い」から「ニュートラル」に格下げしました。ただ、その一方で最近の同社の株価の上昇を考慮し、目標株価は165 ドルから 175 ドルに引上げています。
スノーフレークの株価は6月の安値から約50%上昇していますが、「マクロの逆風を考えると、データ分析の裁量的な支出を削減したいというチェックが増えるため、あまり好ましい状況ではない」と同氏は書いています。
Keirstead氏は、スノーフレークの株価が現在、2024年度の推定売上高の20倍で取引されており、これはクラウドソフトウェアの同業他社の中で最も高い売上高倍率の1つであることを指摘しています。
また同氏は、スノーフレークの顧客にインタビューしており、およそ半数がデータ分析ソフトウェアの予算について「何らかの圧力がありそうだ」と述べていたそうで、「1年前にはそのような話は聞かなかった」と書いています。
ただ、ウォール街全体としてはまだスノーフレークに強気です。ファクトセットによると、アナリストの約70%が買い相当の評価をしており、25%がホールド、6%が売りとしています。
*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW