アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が8月2日、第2四半期決算を発表しました。
売上高は66億ドルで、アナリストのコンセンサス予想65億3000万ドルを上回りました。調整後1株当たり利益は1.05ドルで、こちらもコンセンサス予想である1.03ドルを上回っています。
売上高は、前年同期の38億5000万ドルから65億5000万ドルに増加し、過去最高と なりました。
AMDは、データセンターの売上を初めて分割するなど、新しい製品カテゴリーに基づく売上を報告しました。
データセンターからの売上は、昨年の8億1300万ドルから14億9000万ドルに急増し、83%増となりました。クライアントの売上は、前年の17億3000万ドルから24%増の21億5000万ドル、ゲームの売上は12億6000万ドルから32%増の16億6000万ドル、組み込み製品の売上は、2月のザイリンクス買収前の前年同期の5400万ドルから12億6000万ドルに急増しています。
AMDの最高経営責任者(CEO)リサ・スー氏は声明で、「当社は、強力な実行力と拡大した製品ポートフォリオに基づき、8四半期連続で過去最高の売上を達成しました。データセンター向け製品や組み込み製品の売上が伸びたことで、各セグメントが前年同期比で大きく成長しました。次世代5nm製品の出荷に注目し、多様なビジネスモデルに支えられて、今年後半も成長が続くと見ています」と述べています。
AMDは第3四半期の売上を65億ドル〜69億ドルと予想し、通年の売上予想を260億ドルから266億ドルに修正しました。ファクトセットが調査したアナリストの予想では、第3四半期の売上高は68億4000万ドル、年間では262億1000万ドルとされていました。
第3四半期の売上高ガイダンスの中間値が67億ドルとアナリストのコンセンサス予想を下回ったことで株価はアフターマーケットで4%下落しています。
*過去記事はこちら「AMD」