スノーフレーク(SNOW)が4月30日に終了した会計年度第1四半期決算を発表しました。
同社は、前年同期に2億300万ドル(1株当たり70セント)の純損失を計上したのに対し、今年度第1四半期は1億6600万ドル(1株当たり53セント)の純損失を計上しました。ファクトセットの調べては、アナリストは、GAAPベースで1株当たり52セントの損失と予想していました。
製品売上高は3億9440万ドルで、前年同期比84%増、同社のガイダンス範囲である3億8300万ドルから3億8800万ドルを上回りました。全体の売上は4億2230万ドルで、アナリストのコンセンサス予想の4億1280万ドルを上回りました。
営業利益は170万ドルで、営業利益率は0~2%というアナリストの予想範囲を少し上回りました。GAAPベースの製品売上総利益率は84%で、前四半期の75%から上昇しました。
スノーフレークのその他の営業指標は好調でした。残存履行義務額は26億ドルで、82%増加しました。リピート率を示すネット・リテンション・レシオは174%でした。同社は現在、直近12ヶ月間の製品売上高が100万ドル以上の顧客を206社抱えています。
7月期の売上高は、71%から73%増の4億3500万ドルから4億4000万ドル、非GAAPベースの営業利益率は-2%になると同社は見ています。アナリストは売上高を4億4,000万ドルと予想していました。
2023年1月期通期については、スノーフレークのガイダンスは前四半期からほとんど変化していません。同社は現在、製品売上高を18億8500万ドルから19億ドルと見ており、前回の18億8000万ドルからわずかに下限を下げました。製品売上総利益率(74.5%)および営業利益率(1%)の見通しにも変更はありません。また、調整後フリー・キャッシュ・フローの通期予想は15%から16%に引き上げています。
スノーフレークの株価は7月期の売上高の見通しの下限がアナリスト予想を下回ったことや、一部の顧客の消費がマクロ経済要因によって予想を下回っていることを同社が認めたため、25日のアフターマーケットで13.76%減の114.50ドルと大幅に下落しています。
*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW