アマゾン 7月開催のプライムデーが株価上昇の起爆剤に

アマゾン(AMZN)は、今年は7月にプライムデーを開催することを発表しました。アナリストは、プライム会員向けのお得な情報が満載のこのショッピングイベントが、株価を押し上げる起爆剤になる可能性があることを指摘しています。

アマゾンは、インフレの進行とサプライチェーンの不足により、2015年以来の四半期損失を計上し、4月29日に13.44%安の2,503ドルと急落しました(米国東部時間 12:42PM)。

アマゾンの第2四半期の売上高見通しも、同社は売上高を1,160億ドルから1,210億ドルと予想しており、アナリストの予想1,250億ドルを下回りました。

しかし、調査会社ファクトセットの調べではアナリストは依然として強気で、ほとんどのアナリストが同株式を「買い」と評価しており、更新された平均目標株価は3,752.85ドルとなっています。

そのポジティブさを支える原動力の1つが、プライムデーです。このイベントは、今年は第3四半期に開催されます。年に一度のこの祭典は、プライム加入者限定で、アマゾンのウェブサイト上で様々な商品のお買い得情報を得ることができます。

エバーコア ISIのアナリスト、マーク・マハニー氏は、第3四半期に期待される売上成長の加速が株価の追い風になると書いています。同氏は、アマゾンを「アウトパフォーム」と評価する一方で、目標株価を4,300ドルから4,100ドルに引き下げました。

プライムデーはこれまで、アマゾンの売上に恩恵をもたらしてきました。ドイツ銀行のアナリスト、リー・ホロウィッツ氏は、2021年のプライムデーで約35億ドルの売上があったと推定しています。

アマゾンは、第1四半期に数百万人のユーザーがプライムに加入したと報告しました。

RBC キャピタル・マーケッツのアナリストであるブラッド・エリクソン氏は、リサーチノートの中で、「利益率の改善に加えて、小売の成長は、第3四半期のプライムデーとそのあとのホリデーシーズンに向けて全体的に加速するはずであり、強気論は比較的そのまま維持されるだろう」と述べています。エリクソン氏はアマゾンをアウトパフォームと評価していますが、目標株価を3,880ドルから3,500ドルに引き下げています。

シティのアナリストは、アマゾンが第1四半期に感じた圧力は、「プライムデーとホリデー需要からネットワークが恩恵を受けることで、年が進むにつれて大幅に改善する可能性がある」と述べています。シティは、同銘柄の「買い」のレーティングと目標株価4,100ドルを改めて提示しました。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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