BTIGのアナリスト、グレイ・パウエル氏が、セキュリティ・ソフトウェア会社のデータドッグ(DDOG)は、電子商取引とリモートワークへの投資の増加から利益を得ることができると述べています。
同氏はデータドッグの目標株価を175ドルとし、同社が今後数年間、30%台後半の平均売上成長を維持するとの見通しを示しています。ファクトセットによると、ウォール街のコンセンサス予想は、2023年の売上高が20億ドル強で、2022年の推定値から36.6%成長するとしています。
パウエル氏はリサーチノートの中で、「企業がデジタル変革の取り組みにますます投資し、DDOGが複数の製品カテゴリーで勝っていると考えていることから、今後数年間は観測可能な市場で恩恵を受けると見ている」と述べています。
同社のログ管理ツールとアプリケーションパフォーマンス監視ツールに注目し、どちらも年間経常売上が5億ドル以上あり、前年比100%前後の成長を遂げている可能性が高いとパウエル氏は見ています。
同氏は、過去数週間にわたり7人の関係者と話をしたそうですが、2022年にはより幅広い需要が見込まれること、データドッグはこの業界で最も革新的な企業であり、特にセキュリティ分野での新規市場拡大の真の可能性を秘めていることを誰もが述べたと語っています。
同氏は、こうした調査や上級管理職との会話から、データドッグの短期的・長期的な見通しを確信し「我々は、2022年にDDOGがストリート予想を上回ることができると強く確信している」と述べています。
同氏は、2022年に売上高が49%成長するというアナリストのコンセンサス予想に対して、65%から70%の割合で成長する可能性があると考えています。2021年のデータドッグの売上は70.5%増でした。
ファクトセットの調べでは、アナリストのコンセンサス予想は、データドッグの3月期第1四半期の売上高を3億3,780万ドルとしていますが、BTIGは3億3,952万ドルとやや多めの売上高を予想しています。第4四半期の売上高は3億2,620万ドルで、コンセンサス予想の2億9,150万ドルを上回りました。
アナリストの平均評価は「オーバーウェイト」、平均目標株価は208.06ドルとなっています。
*過去記事はこちら データドッグ DDOG