パランティア アナリストの「買い」の評価で急騰

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の株価が3月9日、急騰しています。パイパーサンドラーのアナリスト、 Weston Twigg氏が、同社のカバレッジを開始し、最近の急落をチャンスと見て「オーバーウェイト」としたため、株価は大きく上昇しました。Twigg氏は目標株価を15ドルに設定し、8日の終値11.04ドルから36%上昇する可能性があると見ています。

パランティアの株価は、決算の不評とハイグロース・ハイマルティプルであるソフトウェア株の暴落が重なり、年初来で約35%下落していました。

Twigg氏は、この下落によって、株価は「より妥当な水準」まで下がったと指摘しています。同氏は、パランティアは現在、直近12ヶ月間の売上高の9~10倍で取引されており、他のハイグロース・ソフトウェア株と同様に、ピーク時であった売上高の30倍の水準から低下していると指摘しています。8日の終値で、パランティアの株価は2021年1月のピークから72%下落していました。

Twigg氏は、「ソフトウェア、AI、データを組み合わせて、強力で中心的なITソリューションにする」というパランティアのアプローチを気に入っており、政府機関と民間企業の両方の顧客にサービスを提供していることを評価しています。

同氏が指摘するように、パランティアCEOのアレックス・カープ氏は、2025年までの年複利成長率を一貫して30%以上と予測しています。

Twigg氏は、最近の好調な業績(パランティアは2021年に41%の売上成長率を記録)と「大規模かつ継続的な営業チームの拡大」から、同社が目標を達成できると考えています。同氏が指摘するように、パランティアは昨年150人の営業スタッフを増員し、年初の15〜20人から、今年はさらに200人の増員を目標としています。2021年の米国での営業収入は102%増で、今年もさらに倍増する見込みです。

Twigg氏はまた、ロシアの対ウクライナ戦争が、米国内と海外の顧客との両方で同社の政府関連ビジネスを「加速させる可能性がある」と付け加えています。

今週初め、モルガン・スタンレーはパランティアの格付けを「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に引き上げましたが、商業ビジネスの減速の可能性と、持続不可能なほど高い営業利益率が株価に織り込まれているように見えると評しています。

3月9日、パランティアの株価は5.8%上昇し、11.68ドルで取引されています(米国東部時間02:11PM)。

*過去記事はこちら パランティア PLTR

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