ヤフー・ファイナンス・ライブに出演したエバーコアのベテラン・テックアナリスト、マーク・マハニー氏が、「十分に長い期間の投資展望を持っているなら、絶対に今日中にアマゾンとグーグルを買っておくべきだ」と語っています。
9〜12ヶ月といったある程度長いレンジで相場を見ているのであれば、最良のハイテク株を今買い始めるべきだとの主張です。
ロシアがウクライナに侵攻し、ハイテク企業のリスクの高いポジションをトレーダーが手仕舞ったため、ナスダック総合株価指数は2月24日午後の取引で340ポイント(2.6%)下落し、12,696.08となりました。
ナスダック100種は弱気相場(直近の高値から20%下落)の領域に突入し、ハイテク企業への売り圧力は、全般的に見られました。
ウェッジブッシュ証券の著名ハイテクアナリストのダン・アイブズ氏もまた、ハイテク株が弱くなったときに買うという、より積極的なアプローチを推奨しています。
「過去数十年、ハイテク株を取材してきたが、こうした地政学的ショックは、パニックにならない時期だと捉えている。その代わり、多額のフリーキャッシュフローを持つディフェンシブなハイテク株や、ハイテク・エコシステムの中で売られすぎているハイテク有力株を選択して注目する」と同氏は述べています。
ロシアが米国やヨーロッパに対してサイバー戦争を仕掛けるという懸念がある中、アイブス氏はZスケーラーやパロ・アルト・ネットワークスといったサイバーセキュリティ関連銘柄に最も強気です。
「サイバー攻撃のレベルが著しく上昇している現在、サイバーセキュリティ部門に成長の追い風が加わり、好位置にあるベンダーは、この市場の混乱の中でハイテク投資家の注目部門になるべきだと考えている」と同氏は述べています。
*「ロシアのサイバー攻撃激化が予想される中、注目のサイバーセキュリティ株9つ」