J.P.モルガンのアナリスト、ダグ・アンマス氏によると、ネットフリックス(NFLX)は今期、最大で500万人の新規加入者を獲得する可能性があり、ガイダンスを大幅に上回る勢いであるそうです。
現在、ネットフリックスが米国のテレビ視聴時間に占める割合は10%未満であり、中国を除く全世界のブロードバンド世帯におけるネットフリックスの普及率は30%未満にとどまっていることから、今後も成長の機会が複数存在するとアンマス氏は述べています。
アプリケーション分析プラットフォームであるApptopiaのデータによると、ネットフリックスの第1四半期のダウンロード数は、第4四半期の4%から、前年同期比で8%に加速しています。
このダウンロードにより、ネットフリックスの加入者数は、第4四半期の決算発表時に予測した250万人を大幅に上回り、500万人以上に増加する可能性があります。
この成長には、ションダ・ライムズ監督の「令嬢アンナの真実」や韓国のオリジナルシリーズ「今、私たちの学校は…」など、予想以上に好調なコンテンツが貢献している可能性があります。
また、スターが勢ぞろいした春の作品群や、毎週映画を公開するというネットフリックスの計画が、引き続き高視聴率をもたらす可能性があると、アンマス氏は付け加えています。
「ネットフリックスは、オリジナル映画のコンテンツライブラリを拡大し続けている。我々は、2022年の間、テントポール/スタードリブンの映画が顧客獲得を促進し、より強いリテンション/エンゲージメントをもたらすと予想している」と同氏は述べています。
ネットフリックスが発表した第1四半期のガイダンスは、1月に投資家を驚かし、急速に加熱するストリーミング業界の中で同社が競争できるかどうかについての懸念が高まって、大規模な暴落を引き起こしました。同社の株価は今年34%あまり下落しています。
*過去記事はこちら ネットフリックス NFLX