第4四半期決算を発表したネットワーク・ハードウェア企業のアリスタ・ネットワークス(ANET)の業績が予想を上回ったことから、2月14日の取引終了後の時間外取引で株価が大幅に上昇しました。
アリスタは、パブリック・クラウド・プロバイダーからかなりの部分のビジネスを得ており、今回の好業績は、シスコ・システムズやシエナなど、この分野のライバル企業の投資家にとっても良い報せです。
第3四半期の売上高は8億2,450万ドルで、前年同期比27.1%増、第3四半期比では10.1%増となり、同社のガイダンスレンジである7億7,500万~7億9,500万ドルを大幅に上回りました。アナリストのコンセンサス予想では、売上高は7億8,910万ドルとされていました。
調整後の利益は1株当たり82セントで、こちらもコンセンサス予想の73セントを上回りました。一般に認められた会計原則では、1株当たり75セントでした。非GAAPベースの売上総利益率は64.3%で、同社のガイダンスレンジである63%から65%の上限に達しています。
2021年通年の売上高は、前年比27.2%増の29億5000万ドル、非GAAPベースの利益は1株当たり2.87ドルとなり、前年の2.26ドルから増加しました。
3月期については、売上高を8億4,000万ドルから8億6,000万ドル、非GAAPベースの売上総利益率を63%から64%、非GAAPベースの営業利益率を約38%と見込んでいます。
アリスタのCEOであるJayshree Ullal氏は、声明の中で、「アリスタが、イノベーション、多様な顧客の勢い、売上において、2021年のマイルストーンを記録したことを喜ばしく思います。我々は、この10年間で最も急成長しているネットワーキング企業の中にアリスタの地位を確立するために、しっかりと実行してきました」と述べています。
当四半期の製品売上は6億6,800万ドルで、コンセンサス予想である6億3,400万ドルを大きく上回りました。一方、サービス売上は1億5,650万ドルで、ほぼ予想通りでした。
アリスタは2月14日の市場終了後の時間外で8.37%増の133.1ドルで取引されています(米国東部時間6:49PM)。