2022年の売上見通しが予想を上回り、ユニティの株価が高騰

  • 2022年2月5日
  • 2022年2月5日
  • BS余話

2月3日に四半期決算を発表したユニティ・ソフトウェア(U)の株価が上昇しています。2月4日朝の取引で上昇幅を大きくし前日比+16.50%増の107.81ドルで取引されています(米国東部時間10:35AM)。

これはビデオゲーム開発ツールメーカーである同社の調整後の損失がウォールストリートの予想よりも縮小したこと、また、同社が予想を上回る2022年の売上見通しを発表したことによるものです。

ユニティの株価は2022年に入って33.1%の下落、過去1年間では25.7%の下落と低迷していました。

ユニティの第4四半期の調整後の損失は1株当たり5セントで、前年同期の損失は10セントでした。第4四半期の売上は、前年同期の2億2,030万ドルから43%増の3億1,590万ドルとなりました。

ファクトセットが調査したアナリストの予測では、第4四半期の売上高は2億9,550万ドルで、1株当たり7セントの調整後の損失が見込まれていました。

「私たちは、リニアな2Dからインタラクティブなリアルタイム3Dへの移行は、今後数十年にわたって大きな成長機会をもたらすと考えています。」とユニティの社長兼CEOであるJohn Riccitiello氏は述べています。

同社は、2022年の売上高を14億9,000万ドルから15億1,000万ドルと予想しており、コンセンサス予想の約14億2,000万ドルを上回り、2021年比で34%から36%増加するとしています。第1四半期の売上高は3億1,500万ドルから3億2,000万ドルを見込んでいます。

ユニティは、2020年9月に上場して以来、平均して43%の売上成長を実現しています。過去12ヶ月間に10万ドル以上の売上に貢献した顧客は、2021年12月31日時点で33%増の1,052社になったとのことです。

ウェドブッシュのアナリストは、ユニティの株式に対するアウトパフォームの評価と、12ヶ月間の目標株価175ドルを維持しました。

「我々は、ユニティが数年間にわたって大幅なトップライン成長を実現し、ゲームおよび非ゲーム業界へのさらなる浸透に伴って収益性が向上すると期待している」とアナリストは2月4日付けのメモで述べています。

ユニティは11月に、受賞歴のある映画監督ピーター・ジャクソン氏のウェタ・デジタル・スタジオを現金と株式で16億2500万ドルで買収することを発表しています。

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