ピンタレスト(PINS)は2月3日、メタと同じく予想を下回るのではないかとの危惧を払拭する第4四半期決算を発表しました。
第4四半期の非GAAPベースの純利益は3億3900万ドル(1株当たり49セント)で、前年同期の43セントから増加し、予想の45セントを上回りました。売上高は、前年同期比20%増の8億4,670万ドルとなり、8億2,700万ドルの予想を上回りました。
ピンタレストの株価は前日に発表されたメタ・プラットフォームズ(FB)の四半期決算とガイダンスが予想を下回ったことの影響を受け、2月3日の通常取引では10.32%減の24.51ドルと大きく売り込まれていましたが、決算発表後の時間外取引では一変、3日の終値に対し19%増の29.19ドルで取引されています(米国東部時間6:27PM)。
CEOのベン・シルバーマン氏は、決算発表の中で次のように述べています。「私たちは2021年に、ビデオファーストのパブリッシングプラットフォームを実現するための基盤技術を発表し、重要な一歩を踏み出しました。そして、初めて年間売上が20億ドルを突破し、前年比52%増となり、初の通年GAAP黒字化を達成したことを誇りに思います。」
第4四半期の全世界の月間アクティブユーザー数は前年同期比6%減の4億3,100万人、米国の月間アクティブユーザー数は12%減の8,600万人となりました。
しかし、ユーザー1人当たりの平均売上は、世界全体で23%増の1.93ドル、米国では25%増の7.43ドルとなり、ユーザー1人当たりの収益化が進みました。
第1四半期のピンタレストの売上成長率は、前年同期比で10%台後半になると予測しており、メタが2日に発表した3%から11%の予測をはるかに上回りました。
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