北米企業への長期投資に特化した英国の大規模な投資信託であるパーシング・スクエア・ホールディングスが10億ドルの株式購入を開示したことで、ネットフリックス(NFLX)の株価は1月26日の時間外取引で急騰しました。
パーシング・スクエア・ホールディングスの創業者であるビル・アックマン氏が、同社がネットフリックスの310万株以上を購入し、10億ドル強のポジションを持っていることを明らかにしたことで、ネットフリックスの株価は取引終了後の時間外取引で急上昇しました。アックマン氏は、今回の購入により、パーシング・スクエアはネットフリックスのトップ20の保有者になったと述べています。
「私は、(ネットフリックスのCEO)リード・ヘイスティングスと、彼と彼のチームが築き上げた素晴らしい会社をずっと尊敬してきました。市場がこのような機会を与えてくれたことを嬉しく思います」とアックマン氏はツイッターで述べています。ネットフリックスの株価は先週、3月期の加入者数の伸びについて予想を下回るガイダンスを発表した後、急激に売られました。
26日の時間外取引でネットフリックスの株価は一時3.4%増の371.90ドルとなりました。同社の株価は11月中旬のピーク時(約700ドル)から約50%下落しています。
アックマン氏は、パーシング・スクエアのウェブサイトに、新しいポジションについの報告を株主に送った手紙を掲載し、これまで同株を保有していなかったことを明らかにしました。
「ネットフリックスは、その優れた顧客体験、膨大で多様な優れたコンテンツ、常に更新されるコンテンツ、世界的な帯域幅の改善、視聴可能なデバイスの普及と継続的な改善と利便性によって、ストリーミングの成長とリニアテレビの衰退の主要な受益者です」と同氏は述べ、
「当社のポートフォリオにネットフリックスが加わることを嬉しく思います。我々の最高の投資先の多くは、短期的な時間軸を持つ他の投資家が、長期的な観点から非常に魅力的に見える価格で優れた企業を売却したときに取得したものです」と語っています。
*過去記事はこちら ネットフリックス NFLX