ピンタレスト(PINS)の株価は、グッゲンハイムのアナリストによる格下げを受けて暴落しました。1月4日の終値は9%減の33.13ドルでした。
グッゲンハイムのマイケル・モリス氏は、「買い」から「中立」に格下げし、目標株価を46ドルから39ドルに引き下げました。
同氏は、Pinterest Ads Managerのデータを引用し、2ヶ月連続でユーザー数が減少したことを指摘しました。全世界のユーザー数は、10月2億2,930万人、11月2億2,690万人と推移し、12月は2億1,810万人に減少したとのことです。
同氏は、ユーザーが安定する可能性があることから、ダウングレードすることを躊躇していたそうですが、ユーザー数の減少が続いていることから、ダウングレードに踏み切ったということです。
ピンタレストのユーザー数は、第2四半期には全世界で2,400万人減少し、第3四半期にはさらに1,000万人減少しました。
モリス氏は、「グローバルな大規模ユーザー基盤と購買意欲の高いユーザー行動に対して、依然として価値創造の可能性を見出している」そうですが、「このプラットフォームのユースケースは、同業他社ほど急速に発展していないと見ており、ピンタレストが自社のポジションを活かすよりも競合他社がソーシャルコマースのサービスを迅速に向上させるリスクがある」と述べています。
スナップチャット(SNAP)のようなソーシャルメディアの同業他社は、世界中のオーディエンスが増加しています。Snap Ads Managerのデータによると、8ヶ月連続でオーディエンスが増加しており、12月の世界のオーディエンスは前月から0.8%増加したとモリス氏は指摘しています。