エヌビディア（NVDA）の株価は、クリスマス後の最初の取引日である12月27日の市場で大きく上昇、対前営業日4.26％増の309.04ドルで取引されています（米国東部時間2:53PM）。
今日の急騰を説明するニュースはあまりありませんが、エヌビディアの株価は、2022年における同社の技術的優位性を予測する楽観的な記事に反応して動いている可能性が高いようです。
TrustedReviews.comに掲載された記事によると、著者はエヌビディアが2022年末頃にエヌビディア RTX 4080を皮切りに次世代のグラフィックチップを発表し、それが「このレンジで最も強力なGPU」であり、30シリーズのどの製品よりも優れていると予測しています。（30シリーズといえば、この記事では、エヌビディアが早ければ来月にもゲーミングノートPC用の新しいRTX 3080 TiモバイルGPUを発表することも予測しています）。
記事によると、20シリーズのチップも更新の時期を迎えているようですが、おそらく最大のニュースは、エヌビディアのクラウドゲーミングサービス「GeForce Now」のアップグレードかもしれません。
現在、ゲーマーは同サービスでゲームをする際に最大1440pの解像度を得ることができますが、ホリデーシーズンが過ぎ、おそらく大量の4Kテレビが市場に出回ったと推測できるため、エヌビディアはこれらの最高級テレビのグラフィックの可能性を最大限に活用するために、サービスのアップグレードを考え始める時期に来ていると思われます。
TrustedReviewsは、このアップグレードがいつ行われるのか完全には把握していませんが、エヌビディアは将来的に他のデバイスで解像度を4Kに引き上げられない理由はないと述べていることを指摘しています。また、この記事によると、エヌビディアは4Kパフォーマンスを問題なく処理できるようにサーバーを最適化しているとのことです。筆者は、これが2022年末までの間に実現すると予想しています。
前回の決算報告では、GeForce Nowの加入者は1,200万人に達しており、年間約400万人のペースで増加していました。エヌビディアがGeForce Nowを成長させ続けるためには、このサービスで遊べる新しいゲームを追加することに加えて、サービス自体の質を向上させることが一番の近道です。
それによって、アルファベットやマイクロソフトなどのライバルサービスに対するリードを維持し、決して追いつけないようにして、エヌビディアが現在も将来もクラウドベースのゲームを支配し続けることができることになります。