米国の投資銀行、オッペンハイマーが2022年のトップピックのひとつに暗号通貨取引所のコインベース（COIN）を選びました。
コインベースは、機関投資家と小売業者の両方がデジタル資産を継続的に採用していることから選ばれており、オッペンハイマーのアナリストは、同株をアウトパフォームと評価し、目標株価を444ドルとしています。
コインベースの株価は12月22日の市場で2%増の252.61ドルで取引されています（米国東部時間2:36PM）。
オッペンハイマーのアナリストであるオーウェン・ラウ氏は、デジタル資産を企業の財務管理の選択肢として検討する投資家が増えると予測しています。
同アナリストは、「デジタル資産へのエクスポージャーを得ることに関心のある機関投資家にとって、COINはその恩恵を受けるのに十分なポジションにあると考えている。重要なことは、私たちはまだこの開発の初期段階にあり、多くの投資家がまだ傍観していると考えていることだ」と述べています。
リテール側では、消費者がデジタル資産を決済手段として選択できる選択肢が増えるだろうとラウ氏は考えており、「金融機関、決済ネットワーク、マーチャントは、消費者が暗号通貨で取引できるようにするだろう」 と22日に書いています。
また、ナスダック（NDAQ）とS&Pグローバル（SPGI）も、オッペンハイマーの2022年のトップピックに選ばれました。オッペンハイマーはナスダックとS&Pグローバルをアウトパフォームと評価し、目標株価はそれぞれ228ドルと537ドルとしています。