半導体およびソフトウェア企業のブロードコム（AVGO）は、10月31日に終了した会計年度の第4四半期の業績が予想を上回り、1月の四半期ガイダンスも好調で、増配と新たな自社株買いプログラムを発表したことから、12月9日の時間外取引で株価は上昇しています。
ブロードコムの第4四半期の売上高は、15%増の74億1,000万ドルとなり、ウォール街のアナリストによるコンセンサス予想の73億6,000万ドルをわずかに上回りました。非GAAPベースの利益は1株当たり7.81ドルで、コンセンサス予想の7.74ドルを上回りました。一般に認められた会計原則では、1株当たり4.45ドルの利益でした。
同社によると、半導体事業の売上高は56億ドルで、前年同期比17％増となりました。ソフトウェア事業の収益は8％増の18億ドルでした。
1 月期の ブロードコム の収益は、14% 増の 76 億ドルとなり、これまでのコンセンサス予想である 73 億ドルを大幅に上回る見込みです。
ブロードコム は、調整後の EBITDA (利払い、税金、減価償却前の利益) の利益率が過去最高の 60% であり、1 月期の調整後の EBITDA の利益率は 61.5% になると予想しています。
また、ブロードコム は、四半期配当を従来の 3.60 ドルから 14%増の 4.10 ドルに引き上げました。また、新たに 100 億ドルの自社株買いプログラムを発表しました。
「ブロードコム は、企業の回復と、クラウドおよびサービス プロバイダの継続的な需要により、記録的な第 4 四半期の業績を達成しました。当社のインフラストラクチャ・ソフトウェアは、戦略的なお客様に注力することで、引き続き順調に成長しています。IPポートフォリオの強さと幅広さにより、当社は引き続き最先端のクラス最高の半導体ソリューションを独自に提供し、フランチャイズ市場でのリーダーシップを拡大することができます」とCEOのHock Tan氏は声明で述べています。
決算発表後の時間外取引で、ロードコム の株価は 6.6% 上昇し、621.81 ドルとなりました。