ワークデイ 決算前の格上げで上昇

企業向け人事・財務ソフトウェアのクラウドベースのプロバイダーであるワークデイ(WDAY)の株価は11月16日、UBSがアップグレードし、目標株価を引き上げたことで、終値が前日比1.43%増の299.84ドルとなりました。

UBSのアナリストは、バックオフィス支出の回復と人事システムへの注目度の高まりがワークデイのポジティブな推進力になると見て、株価を「ニュートラル」から「買い」に、目標株価を255ドルから370ドルに引き上げました。

同社は11月18日に決算発表を行います。

UBSのアナリストであるKarl Keirstead氏は、メモの中で次のように述べています。「我々が重要視しているのは、人事および財務ソフトウェアの近代化プロジェクトへの資金提供に関する論調が、ここ数カ月の間に活発化しているように見えることだ」

UBSの動きは、顧客やパートナーが、ワークデイのプロフィールの成長とともに、バックエンドへの支出が予想以上に好調であると言っていることに基づいています。

UBSは、「過去数週間にわたり、6人の顧客やパートナーと話をしたことで、ワークデイのファンダメンタルズに関する見解を知ることができた」と書いています。

UBSが行った調査では、厳しい労働市場に対処するために、顧客が人的資本管理システムに高い価値を見出していることがわかりました。

あるパートナーはUBSに対し、「需要は桁外れに大きい」と語っています。

さらに、ガートナーは7月、全世界のIT支出が2020年の1%未満から、今年は8.6%に増加すると予測しています。

ワークデイの株価は、同社が発表した第2四半期の業績がアナリストの予想を上回ったことから、約20%上昇しています。

「今後12カ月間で投資家の心理がバックオフィス部門に好意的になれば、ワークデイのマルチプルは拡大する可能性があると考えている」とUBSは見ています。

*過去記事「ワークデイ 業績が予想を上回り株価急騰

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