アップル(AAPL)のiPhoneの販売が好調です。新たな分析によるとホリデー期間中の販売において、これまでの記録を更新する勢いがあると見られています。
来週のブラック・フライデーに向けて、投資銀行・証券会社ウェドブッシュのアナリストは、アップル iPhone 13 Proの納期が長くなると見ているそうです。ダン・アイブス氏率いるチームは、ホリデーシーズンに向けて需要が供給を約15%上回っていると予測しています。
これまで納期は、デバイスの需要を示す指標と見なされてきました。しかし、今年はサプライチェーンの問題が深刻化しており、数年来の記録を更新している一部のモデルの納期は、これまでのような明確なグリーンフラッグではないかもしれません。
アイブズ氏は、アップルがiPhoneの重要な部品である半導体の世界的な不足とサプライチェーンの混乱にあっているとしながらも、それでもアップルは重要な販売記録を更新すると見ています。
「当社の分析では、長引く半導体不足によりiPhoneの供給が世界的に約1,000万台制限されているにもかかわらず、アップルはブラック・フライデーからクリスマスまでの間に4,000万台のiPhoneを販売するペースで推移しており、ホリデーシーズンの記録的なペースとなるだろう」とアイブズ氏は述べています。
ウェドブッシュのチームは、米国と中国における「驚異的な需要動向は、アップルが今四半期に8,000万台以上のiPhoneを販売する可能性を示すポジティブな兆候である」と述べています。
これはアップル株を所有する投資家にとっては朗報です。というのは、アップルの株価は、実質的に毎年、同社のiPhoneの売上に左右されている からです。
ウェドブッシュはアップルに対する「アウトパフォーム」の評価と、約24%のアップサイドを示す185ドルの目標価格を維持しました。11月16日午後、アップルは0.95%増の151.42ドルで取引されています。