ソーシャルメディア企業のピンタレスト（PINS）を買収するのではないかとの報道について、数日間にわたって問い合わせを避け、コメントを控えていたペイパル（PYPL）が10月24日、ようやく簡潔な否定のコメントを発表しました。「ピンタレスト ペイパルによる買収報道で株価が急上昇」
この発表を受け、10月25日の市場ではペイパルが大きく上昇する一方、ピンタレストの株価は13%近く急落しています。
長期投資家にとっては良いニュースは、今回のM&A騒動の結果、2つの優良株の価格が1週間前に比べて大幅に下がっていることです。
両社ともしっかりと利益を上げており、ピンタレストは過去1年間で1億6,100万ドル以上の純利益を上げており、ペイパルは49億ドルの利益を上げています。
収益の質も両社ともに高く、ペイパルの48億ドルのプラスのフリーキャッシュフローは、報告されている利益1ドルにつき0.98ドルの裏付けとなっています。ピンタレストのフリーキャッシュフローは、報告されている利益の2倍以上になります。
長期的な投資家にとっては、今回の買収騒動は有望株に投資する絶好のチャンスとなったかもしれません。