今、買うべきクラウドコンピューティングのトップ銘柄3つ

来年のクラウドコンピューティング市場は、2020年から47%増の3,970億ドルに達すると予測されています。この分野で、今、買うべきトップ銘柄をモトリーフールがピックアップしていますので、ご紹介します。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

アマゾンは、電子商取引でよく知られていますが、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)によるパブリック・クラウド・コンピューティング・サービスでもトップに立っています。

アマゾンはクラウド市場の32%を占めており、ライバルであるマイクロソフトは20%、グーグルは9%となっています。

AWSで注目すべきはその収益性の高さです。2020年には454億ドルの売上高から135億ドルの営業利益を生み出しました。アマゾンの北米Eコマース部門は、2020年に2,363億ドルという驚異的な売上高を計上していますが、営業利益はわずか87億ドルしかなかったことを考えると、AWSの収益力の高さは際立っています。

AWSの強さに拍車をかけているのが、アマゾンが人工知能の分野でもリーダー的存在であることです。クラウドベースのAIサービスを利用しようとする企業はますます増えており、AWSは需要予測や不正防止サービスなどを通じて、その機会をたくさん提供しています。

クラウドAI市場は、2020年にはわずか50億ドルの価値しかありませんでしたが、2026年には160%成長すると予測されています。そしてAWSは、そこから利益を得るための完璧なポジションにいます。

トレードデスク(TTD)

デジタル広告の比率はまだ広告費全体の半分にも満たない状況ですが、デジタルへの移行は順調に進んでいます。2024年までに米国のデジタル広告市場は2,780億ドルの規模になると言われていますが、トレードデスクのクラウド型広告プラットフォームは、すでにその恩恵を受けています。

トレードデスクのプラットフォームは、企業がモバイルデバイス、インターネット、そしてコネクテッドTVに表示される広告を購入するのに役立ちます。今年、米国の広告主の60%が、従来のリニアテレビからコネクテッドテレビやビデオストリーミングにドルをシフトすることを計画していたため、この言わば最後の機会は投資家にとって特に興味深いものとなるはずです。

多くの企業にとって困難な年となった2020年に、トレードデスクは売上高を26%、純利益を124%増加させることができました。そして、2021年はさらに好調で、上半期の売上は67%増となっています。

デジタル広告へのシフトとともに成長を続けるであろう、急成長中のクラウドプラットフォーム企業を利用したい投資家は、トレードデスクを購入リストの最上位に置くべきと思われます。

エヌビディア(NVDA)

クラウド関連銘柄のトップリストに半導体企業を挙げるのは奇妙に思えるかもしれませんが、エヌビディアの半導体は最近の最先端のクラウドデータセンターを動かしています。

かつて、同社のグラフィック・プロセッシング・ユニットは、主にゲーム市場で使用されていました。しかし、テクノロジー企業がデータセンターのパフォーマンスを向上させるためにエヌビディアのGPUを採用するケースが増えており、それがエヌビディアの爆発的な成長につながっています。

エヌビディアのデータセンター部門の売上は、1月31日に終了した2021年度に124%の急成長を遂げており、今後もさらなる成長が見込まれています。 企業がクラウドベースの人工知能サービスを拡大するにつれ、エヌビディアの半導体はその処理に長けているため、その売上が増えることが予想されます。

調査会社のIDCは、クラウドへの支出が2025年までに1兆3,000億ドルに達すると予測しており、エヌビディアはすでにデータセンターからの半導体の高い需要の恩恵を受けているため、同社の売上はこのトレンドに沿って成長し続けると考えられます。

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